第1回 MSC-NET研究会

MSC-NET通信(第19号)

去る、4月6日~7日に平成27年度第1回目のMSC-NET研究会が開催されました。その内容をMEC-NET通信でご報告させていただきます。

基調講演:創造経営コンサルタントの視点から

「事務所の企業群編成と創造経営コンサルティングの事業化」

創造経営コンサルタント部会 事務局長  森田 雅美

 

1.歴史的転換点にある

経済面でも社会面でも少しずつ明るさが見え始めたかのようだが、中小・中堅企業を取り巻く環境には厳しさがある。経営者が仕事をしているだけの企業は衰退してしまう。経営者が経営をしなければ企業は成り立たない。

 

2.会計事務所の進むべき方向が問われている

会計事務所は士業として独占業務が定められているが、その業務契約に則り、するべきことをするだけでは事務所の発展は困難である。顧客が何を望んでいるのかを考えていただきたい。独占業務の提供、これを基盤にに顧客ニーズへの対応する、事務所の二極化が進む。

 

3.基本を固め、契約解除を防ぐ。そして会計を未来に生かす

正しい月次決算、年次決算を行う。そのために毎月関与先を訪問する。まず、正しい決算に至る会計システムを固める。そして決算報告会を行い、経営活動の評価をしっかり行う、ここまでが第一歩である(数字の裏側にある経営者の姿勢、人の働きまで読み取れるかは否かは関与先担当者の力量による)。

会計業務、税務業務を通じて企業に秩序と統制を与える。専門的な知識と豊富な経験がその裏付けとなる。そして会計を未来に向けた経営に計画策定(全体、部門、商品別、得意先別等)を通じて活かす。

 

5.創造経営コンサルタントの使命

当研究会に参加する事務所には、放っておけば衰退することになる企業を救っていただきたい。さらには成長する企業づくりの支援をしていただきたい。目指すゴールはそ持続的に発展する3代75年経営のモデル企業づくりである。

 

6.日本創造経営グループの使命

・私達の使命は、放置すれば競争と対立という関係に陥ってしまう将来に対して、共生と共益をもとにした創造生活者と企業が、創造と連帯のネットワークを広げ、生活者経済に基づき、人類の持続可能な発展を実現することである。

・モノカネ優先の資本主義経済は優れているからこそ、ルネッサンス以降の世界で覇を唱え得た。しかし、私達が提唱する「生命の会計学」に基づく生活者経済は、はるかに多くの人を幸せにする。その実現の担い手は、共生・共益の経営(企業群経営)を行う創造的企業であり、その先頭に立つ者が創造ケイエイコンサルタントである。

※MSC-NET・日本創造経営協会創造経営コンサルタント部会に関するお問合せをお待ちしております。

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日本創造経営協会 創造経営コンサルタント部会事務局 担当 押田

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