「本業を掘り下げた第二創業」
企業にはライフサイクルがある。持続的発展をしていくためには、二代目、三代目でも第二創業をしていくことが求められる。その入り口は本業の掘下げからである。しのはらプレスサービス㈱も、メンテナンスサービスの先にある「情報にこそ価値」を見出してきた結果、差別化された事業価値を創り出した。
昨今では、創業100年を超える老舗企業による新事業創出も目立っている。伝統を守りつつ新たなアイデアや技術を用い、積極的な新陳代謝を図る。安定した収益基盤に安住せず、果敢にリスクを取る姿勢はスタートアップに近い。共通するのは経営者が新規技術開発やIT(情報技術)の活用など様々な挑戦に積極的な点である。その事例をいくつか紹介する。